1巻 本編ネタバレ
物語のはじめ、三郷 匠馬は目を覚ますと、知らない部屋のベッドの上で四肢を拘束されていました。自身に何があったのかを振り返るため、早々に過去回想へと場面は移ります。
10時間前——。同級生らと登校していた匠馬はその日、青柳 里桜に告白するつもりでいました。予定通り彼女を屋上へと呼び出していた匠馬。里桜が屋上に来たところで俺と付き合ってほしいと告白します。すると里桜も匠馬のことが好きだと伝えますが、今は駄目と振られてしまいます。
教室に戻り、何のとりえもない自分が上手くいくわけなかったと落ち込む匠馬。そこへ平然とした様子の里桜がやってきます。匠馬は先ほどの告白の返事はやっぱりOKなのではと期待するものの、以前行われた健康診断の再検査のため、保健委員でもある里桜が彼を呼びに来ただけみたいです。
同級生らが見守る中、匠馬は里桜に連れられて保健室へ。中に入や否や、突然にして里桜にキスされる匠馬。けれど屋上で断られたときと同じように、今はまだ気持ちに答えられないと伝えられます。さらに今度は、これから先何が起きても私を信じて待っててと、意味深な言葉を残し去っていきました。
1人保健室に取り残された匠馬。今しがたキスした里桜の唇の感触を思い出していると、見覚えのない胸元辺りにほくろのある保健室の先生が入ってきます。それから匠馬は先生に淹れられたコーヒーを飲みますが、君みたいな初々しい反応をする童貞が好きなの♡と予想外のことを口にする先生に驚くと同時に、意識を手放してしまいます。
物語の冒頭シーン、見知らぬ部屋のベッドの上で四肢を拘束されていた場面に繋がります。次の瞬間、部屋の扉が開き看護師が1人入ってきますが、その人物はなんと保健室で見た保健室の先生だったのです。
全く状況がつかめないまま、看護師姿の宮下 佳苗に自由の利かない身体の上に乗られます。佳苗は人類のためにX(クロス)、つまり子作りしてほしいとまずは勃起させるため匠馬を誘惑し始めます。
この後、性交へと発展する直前で別の看護師ら来て匠馬が童貞を喪失することは逃れますが、自分が今いる場所が厳重に隔離された病院であることや他にも同じ境遇の男子が4人いる病室まで案内されます。
そして極めつけには病院の副師長として里桜が登場。さらに何があっても童貞を貫かなければいけなく、万が一にもいずれかの看護師とセ〇クスすると殺されるというメモ書きを発見します。
1巻 感想レビュー
デスティニーラバーズは漫画『デスラバ』の続編なので、前作を読んでから本作に入ったとき、主人公やヒロインをはじめとした登場人物が全員異なっていることに筆者は驚きました。
恐らく話が進むにつれて前作の登場人物たちも出てくるのでしょうが、今作は同じような時間軸?でありながらも別の人物たちの視点で展開されるようですね。
前作を読んでいなくても十分に楽しめるようになっていますが、もし前作のキャラクターたちが登場するならデスラバから読んだ方が良いかもしれません。
また、1巻時点ではデスラバと類似した展開が続いているため、なぜ性交すると死んでしまうのかが前作を読んでいると簡単に予想がつきます。
とはいえ、今回も出てくる女の子たちがみんなエロい。とくに1巻では保健室の先生に偽装していた佳苗が。
1巻の最後では主人公と同じように訳も分からぬまま病院に連れて来られ槌屋 蒼祐という性にだらしない17歳の男子が、そんな佳苗とセ〇クスしたいがためにナースコールしました。
きっと2巻では彼女と行為に至り、死を迎える未来が容易に想像できますね。