115話 前回おさらい
匠馬の背後から腕を回し胸を押し当ててきた人物の正体は、葵でした。匠馬は仕掛けてくるかと身構えるものの、葵にはその気はなくそのまま眠りにつきます。
翌日、京に起こされ今日の放課後から水泳部の練習が始まると伝えられる匠馬。放課後、大河原たちと食堂で集合し、昨晩のことを話し合います。しかし匠馬は何もなかったと言い、さらに葵に胸がときめいている様子です。
115話 本編ネタバレ
始まる部活
更衣室で水泳水着に着替えている匠馬たち。大河原と俊樹が心の準備をする中、匠馬1人は葵のことが頭の中から消えず、2人に呼ばれるまでぼーっとしていました。気を引き締めてプールへ向かいます。
プールにはすでに女子部員が揃っており、その中にいる翠の水着の姿に、俊樹は見惚れている様子。笛を鳴らして集合するよう皆に指示した葵に匠馬も相変わらず心を奪われています。
葵は今日の練習の様子を見て7日目に行う課題の内容を決めていこうと思っているらしく、そのことを匠馬たちに伝えます。
臨時顧問・常盤いちご
課題のことが伝えられた後、臨時顧問の常盤いちごの紹介に移ります。いちごはかなりの天然ドジで、登場したと同時にこけてしまったり、泳がないにもかかわらずパーカーの下に水着を履いていたり。
水泳に関しては何も分からないため基本的には葵に任せるとのことですが、彼女のドジっぷりが性癖に刺さる大河原。いちごに名前を呼ばれると元気よく手を上げます。
そして彼女に部屋を借りるのを忘れてしまい大河原君の部屋に泊めてほしいと言われ、大河原は彼女と部屋であんなことやそんなことをする妄想を抱かせます。涙を流しいちごの手を握りながら、匠馬と俊樹に向かって僕は漢になると言います。
つづく——。なお来週は休載、次回更新は10月8日(土)になるようです。
115話 感想レビュー
またまた新キャラの登場です。常盤いちごという若い女性教師が水泳部の臨時顧問として現れました。相当なドジっ子で、それが大河原の性癖にドンピシャ。
1人しかいなかった部屋にようやく同居人が来て彼にとって喜ばしい限りですが、自分から漢になると匠馬たちに言っており、これは実質脱落宣言ですね。半分冗談で言っているとは思いますが。
とはいえ、俊樹も水着姿の翠に見惚れてしまい、これで3人ともそれぞれ気になる女性ができたことになり、雲行きが怪しくなってきているのが実情です。
第三関門はこれまでの試練とは打って変わって短期的に決着をつけるのではなく、ゆっくりと確実に匠馬たち3人を異性に惚れさせ脱落させようといった聖女機関側の意図が垣間見えます。