漫画『十字架のろくにん』110話のネタバレと筆者の感想をまとめたページです。その他の記事は『十字架のろくにんまとめ』から閲覧できます。
110話 前回おさらい
革命倶楽部のセミナーに参加した漆間は、川奈とフェリーに乗って革命倶楽部の合宿先である光島「革命島」に向かっていました。途中、川奈がセミナーに参加していた男たちに連れられどこかへ行ってしまうも、セミナーで知り合った麗央がフェリーに乗っていることが判明。
一方、漆間たちが革命島に到着した頃、来栖という人物が島にある施設内のワンワンルームに誰かを呼びにいきます。ワンワンルームに近づくと何匹もの犬が絶叫する鳴き声が聞こえ、中に入ったところ安堂が多くの犬を虐待し、殺害して楽しんでいました。
110話 本編ネタバレ
革命島に到着後
漆間たちは革命島に到着するや否や、係員に荷物とスマホはすべて預けてくださいと言われ、仕方なく預けることになります。やはり問題が起きても外に漏れないようにするためなのかもしれません。
とはいえ、島での生活に必要なものはすべて革命倶楽部側が用意してくれるようで、参加者の大半はそのことに安堵しています。合宿中の宿泊先である寮「夜明けの宿」は、昭和時代に使われていた建物を改装したかのような木造建築です。
部屋の中はベッドと机に椅子といった、必要最低限の家具しか常備されていません。漆間の向かい側の部屋は川奈で、漆間の隣が麗央の部屋となっています。また、漆間と麗央が互いに下の名前で呼び合っていることに、少し妬いている川奈です。
公会堂へ
着替えた漆間たち合宿参加者は、次に公会堂へ。中で会員番号78番の中村まさしという体育会系の中年男性から、今回の合宿について説明を受けます。
島では自己革命のため、サバイバルに近しい環境で生活していく模様。そして合宿の期限もないとのことですが、これには学校や仕事のある参加者も困惑せずにはいられません。
しかしながら皆の自己革命を総監督・安堂が直々に指導してくれると安堂が姿を見せたところ、参加者たちは仕事なんか行っている場合じゃないと歓喜します。下にいる漆間と上から見下ろしている安堂が睨み合っている描写で終わります。つづく——。
110話 感想レビュー
革命倶楽部は社会人だけが参加しているとばかり思っていたのですが、学生も参加しているっぽいですね。この5年で相当勢力を増していることが窺えます。現実世界で問題となっているあの教会より規模は小さい気がしますが……。
多くの人たちにとって雲の上の存在のような扱いを受けている安堂の本性を参加者たちが知るときは来るのか。漆間も極力他人を巻き込まずに済むならそうして復讐するはずですが、多くの血が流れることは避けられないと思います。