漫画『十字架のろくにん』6巻のネタバレと筆者の感想をまとめたページです。その他の記事は『十字架のろくにんまとめ』から閲覧できます。
6巻 本編ネタバレ
久我のみならず
久我によって後頭部を殴られ気を失っていた漆間。
目を覚まし、久我にどうして杏奈を殺したのかと問います。
しかし久我は訳の分からないことを言い出し、漆間を力いっぱいに蹴り上げます。
漆間は両手を縛られた縄をほどこうにもデタラメな結び方をされているため、抜け出せません。
もうどうすることもできないと諦めかけていたとき。
漆間は至極を必ずや殺さなくてはいけない復讐心を思い出し、近くにあった草刈鎌でロープを解きます。
その様子を見た久我は襲いかかろうとしますが、レンガブロックで顔面を殴られてしまいます。
漆間は何度もレンガブロックを久我の顔面に振り下ろします。
小屋の中のそこらかしこに血が付着し、レンガブロックには肉片が、久我の下あごから上は完全に潰れ絶命。
そんな中、刑事の安西と太田が漆間の後を追って山へ来ていました。
太田が漆間を見失うものの、安西は山の奥へ入っていき小屋を発見します。
嫌な予感がしつつも小屋の中から物音が聞こえたため、その小屋に足を踏み入れる安西。
すると漆間が久我の顔面目掛けてレンガブロックを振り下ろしている場面に遭遇し、自身も首を絞められ殺害されます。
今回、久我に復讐したとはいえ、杏奈や刑事の安西をも巻き込む結果になりました。
要にお願いされて
関係のない人を殺してしまった漆間は、どうすれば良いか分からずにいます。
しかしそんなとき、要が現れ遊園地やゲームセンターへ行くことに——。
要は円にレ〇プされた日のことをまだ思い出してしまうと言い、通りかかったラブホテルに漆間を誘います。
上書きしてほしいと彼に頼み、2人は致すことになりました。
一方、要の双子の兄である純は、そんな2人がラブホテルに入っていく姿を目撃し、妹がおかしくなったのは漆間のせいだと思い込んでいます。
彼を目の敵にしており、そこへ至極が接触してきます。
東と要の恋の行方、そして翔が
日を改め学校にいた東は、教室に入ってきた要が以前より綺麗になったような気がすると——同じく後で入ってきた漆間のこともかっこよくなった気がすると感じていました。
もちろん2人がラブホでセ〇クスしたことを彼女は知りません。
放課後、漆間は東と要をそれぞれ呼び出し、付き合うのか付き合わないのか、2人に伝えます。
それから4年間、目を覚ますことのなかった弟の翔の意識が戻ったため、慌てて病室に向かう漆間。
翔の病室には至極がいました。
6巻 感想レビュー
久我に復讐できたため一応は成功と言えるのかもしれませんが、まさか安西まで殺めてしまうとは……。登場当初、どこか強キャラ感が出ていたので、作中でもっと活躍するかと思ったんですけどね。安西、何してんねん!
とはいえ漆間も安西を殺めてしまったことや杏奈を巻き込んでしまったことに後悔し、途方に暮れていましたが、そこに要が登場。
2人でラブホテルに入って、彼女の嫌な思い出を上書きしてあげたのはよかったと思います。本番中の漆間は全く気持ちよさそうに見えませんでしたが……ちゃんとゴムもつけたんでしょうか。
いずれにしても、これで残すところはい至極への復讐のみ。どうやら彼は革命倶楽部という名の怪しい倶楽部の代表も務めているようで、そこに研究者の位置にいる大人たちが新たに加わりました。
とにかく、翔が植物状態から回復したのは不幸中の幸い。あとは、暴走した白石 純の動向も気になります。