【すずめの戸締まり】サダイジン/黒猫の声優や正体まとめ

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基本情報

概要

サダイジンは映画『すずめの戸締まり』に登場するキャラクター。鈴芽たちの前に現れた大きな黒猫で、体の大きさを自由に変えることができます。人より大きくなることもできれば小さくなることも可能なまさに変幻自在の生き物。人語も話す。

物語の後半から登場し、鈴芽たちの旅についてくるようになります。終盤では正体も明かされ、ミミズを後ろ戸から出すまいと大活躍。サダイジンの活躍がなければ、ミミズが現世へと出ていき大地震が起きていたことは明白です。

容姿

大型犬並み。ダイジンより一回り二回りも大きい。尻尾は通常の猫よりも長く、全身は黒い毛で覆われています。くりっとした大きな緑色の目が可愛さを醸し出している一方で、右目の周りのみ白くなっており、ダイジンとは対照的なデザインです。案外大きな姿をしていることに驚いた視聴者も少なくないはず。

常世に入ると獣のような姿へと変貌し、全身が白色の体毛で覆われ、巨大生物に分類される大きさに肥大します。もののけ姫に登場するモロの君を一回り大きくし、そこに長い髭を生やしたような容姿です。神獣と呼ぶのが相応しいかもしれません。

声優

恐らくダイジンの声優を担当した山根あん。映画のクレジットにはサダイジンに関する声優の項目がなく劇中ではダイジンとサダイジンは似た声をしているため。

正体

もう1つの要石。東の柱として、東京都の皇居の地下でミミズを封じていました。黒猫は仮初の姿であり、本来は逆三角形に尖った黒い石像の姿をしています。

人為的に抜かれたのか、サダイジン自らの意思で抜いたのかを判断する描写はありません。鈴芽の地元の廃墟に埋まっていたダイジンが抜かれたことで、サダイジンのミミズを封じる力も弱まり自然に抜けてしまったとされているのが濃厚な説です。

劇中での行動

病院

鈴芽が病室から去った後、窓越しではありますが入院中の羊朗の元に姿を見せます。羊朗に敬語で話しかけられていることから、かなり慕われている様子。なお、このシーンは映画でのみ観ることができます。

小説版は基本的に鈴芽視点で物語が進んでいるため羊朗とサダイジンのシーンはなく、サダイジンが初登場したのも鈴芽が病院を去り実家へ向かうために芹澤が道の駅で休憩していたときです。そのため、映画を観ているかどうかで、サダイジンの第一印象は変わってきます。

道の駅

鈴芽が芹澤の愛用している赤いオープンカーに乗せてもらい、実家に向かう途中の道の駅で登場。小説版では道の駅で初めて登場します。登場時は環に憑依する形で鈴芽の前に現れ、人よりも巨大。その後、憑依した状態で環の胸のうちを鈴芽にぶつけさせ、一時は鈴芽と環の関係が最悪なものとなりました。

2人の関係を悪化させた元凶のためサダイジンは敵という印象を多くの人に与えたものの、羊朗のシーンや以降は鈴芽たちの味方として立ち振る舞ってくれたりミミズの封印に協力してくれたりしたことから、印象は良い方向に変わります。

恐らく道の駅で環に憑依したのも、鈴芽とさらに良い関係を築いてほしいがために取った行動だと思われます。しかしあまりにも環の鈴芽に対する本音が黒く、これにはサダイジンも予想外だったのかもしれません。ただ、結果的に鈴芽と環の関係は以前よりも良くなったため、それを見越して環に憑依した可能性も考えられます。

常世

鈴芽の実家近くにあった扉から常世に入り、姿を変えて後ろ戸から出さないようたった1人でミミズを抑えていました。その後、要石へと戻り、草太の手に渡ってミミズを封印することに成功します。

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